山登りのギアを制作し、仲間に人気のある商品を次々と発表しているクライアントの住宅です。今回の計画では、小さなショールームをつくることを前提に土地探しが始まりました。

候補になった土地は、大通りに面していており、このような土地の場合、接道面を広く駐車場として確保することが一般的です。今回の計画では、建築家の堀泰彰さんとショールームの見え方や、周りの景色をどのように建築に取り込むかを想定しながら、土地を選定することで、住宅とショールーム、どちらの用途も両立できる土地を選ぶことができました。

ーーー以下建築家のテキストですーーー
2方向の道路に面する敷地に建つ、住宅と登山ブランドの工房を兼ねた建物。
2つの用途を緩やかに分節するため、ボリュームを「くの字」に配置し、それぞれの道路に向けて異なる表情をもたせた。主要道路側のボリュームは1階を工房、2階をキッチンとし、制作や調理など活動的な場所として構成。生活道路側のボリュームは1階を寝室、2階をリビングと子ども室とし、日常の生活空間とした。仕事と暮らしが近接しながらも、「くの字」の配置によって互いの領域は適度な独立性を保っている。
屋根の形はそのまま室内にも感じられ、梁や垂木などの構造材をあらわしにした空間は、山小屋のような、あるいは山の連続した稜線を想起させる佇まいとなっている。

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  • 住所:東京都八王子市
  • 構造規模:木造2階建て
  • 設計・監理:ディンプル建築設計事務所 堀泰彰
  • http://www.dimple-architects.com/
  • 構造 : KKSエンジニア
  • 施工 : 北沢建設(株)
  • 写真:鳥村鋼一
  • 不動産コンサルティング:創造系不動産 野々垣賢人
  • 編集:創造系不動産 中村有希