「SOLAZ(ソラス)都立大学」内覧会レポート

―集合住宅に、ちょうどよい距離感の“適度なご近所付き合い”を育む実験―

集合住宅で暮らしていると、隣人との関係に「もう少し近づきたいけれど、踏み込みすぎたくはない」というジレンマを抱えることが少なくありません。住まい手同士の心地よい距離感をどう設計するか——その問いに挑んだ集合住宅のプロジェクトが、目黒区平町で完成して、内覧会を開催しました。

『SOLAZ(ソラス)都立大学』内覧会
開催日:2026年5月23日(土)・24日(日)
会場:東京都目黒区平町

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お施主様のご厚意により実現した今回の内覧会には、2日間で総勢180名が来場し、平町という街の一角に大きな注目が集まりました。

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本プロジェクトは、小さな集合住宅でありながら、住まい手がコミュニティづくりに参加できるパブリックスペースの可能性を、設計事務所と大学の研究室とがともに模索した実験的な試みです。建築の設計監理をHYG ARCHITECTSが、共用部分のパブリックデザインの企画設計協力を日本大学理工学部まちづくり工学科・落合正行研究室が担い、不動産コンサルティングは創造系不動産が担当しました。

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建物は、道路の“くの字”に沿うように建てられ、街を引き込むように配置されています。形態やスケールを操作することで、集合住宅でありながら街並みのような表情がつくられているのが特徴です。戸建てが集まって暮らすような距離感を計画することで、住人同士に “適度なご近所付き合い”が生まれることを目指しました。共用部分は住人の顔が見える場所とするため、性格の異なる多様な居場所が用意されています。

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完成した「SOLAZ(ソラス)都立大学」で、これからどのようなコミュニティが育んでいくのか。また、実際に住まい手となる方々がどのように暮らしているのかを楽しみにしています。

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文:創造系不動産 国井泰子