古谷野工務店の古谷野裕一さんと取り組んでいる埼玉県川口市の戸建住宅の新築プロジェクトです。

通常、不動産広告や販売図面の記載だけでは実際の周辺環境を読み取りづらいことがあります。このプロジェクトは不動産広告や販売図面では読み取れず不動産価格に反映されない周辺環境の情報を、建築家と一緒に現地に行くことによって、最大限活かすことができました。

不動産売買の広告ではしばしば「不動産販売図面」と呼ばれる物件資料が使われます。販売図面ではほとんどの場合周辺の環境に関する情報がなく、この売地の販売図面では、敷地と接道部分だけが表現されていました。

不動産広告の表現

 

この販売図面の表現の場合、周囲の状況と情報が記載されていないことが多く、どのような周辺環境かわかりません。

しかし実際に現地に行くと、敷地の北西側には川と公園が広がっており、それらを反映しつつ住空間をつくるように計画は進んでいきました。

実際の周辺環境

建築家とコミュニケーションを取りながら不動産探しを行うことによって、不動産的視点だけでなく建築的視点・空間的視点も入るので、その敷地のポテンシャルを最大限生かして住宅の設計にのぞむことができます。

川口市に新たな建築家住宅が誕生しようとしています。

 

プロジェクト進行中…

  • 住所:埼玉県川口市
  • 構造規模:木造軸組工法 地上2階建て
  • 設計・監理・施工:古谷野工務店
  • 不動産コンサルティング:創造系不動産 川原聡史