建築家・森田悠紀さんとすすめている世田谷区の住宅プロジェクトです。

建て主と建築家と私たち、3者で一緒に土地を探すうちに、出会ったのは大きな旗竿形状の変形地でした。

皆さんは「変形地」と聞いて、どんな印象を持たれるでしょうか?

間取り計画の難しさや、旗竿地特有の囲まれた感じによる圧迫感を思い浮かべるかもしれません。

 

確かに変形地や旗竿地は、整った形の土地に比べて間取りのイメージがつきにくく、隣地との関係も複雑になることが多いものです。そのため、一見して「どんな家が建てられるのか」が想像しにくく、敬遠されがちです。

不動産取引の現場では、建築設計の観点があまり重視されず、「誰が見ても建てやすい土地」が好まれる傾向があります。その結果、本当は自分の理想を叶えられるかもしれない土地を見過ごしてしまうこともあるのです。

 

私たち創造系不動産では、土地探しの段階から建築家と不動産コンサルタントが連携し、建て主をサポートしています。

土地のポテンシャル、コスト、リスクなどを多角的に捉えることで、「その土地ならではの家づくり」の可能性を見出すことができます。

今回のプロジェクトでも、現地を訪れながら、次のようなディスカッションが交わされました。

 

・路地状部分(旗竿の竿部分)をどのように活かすか

・隣地に建つ建物をどう想定するか

・日当たりや影の動き、視線の抜け方をどう読むか

 

このような視点で土地を見ることは、そのまま建築家にとっての「設計の与条件」を整えるプロセスでもあります。

 

より良い家づくりのためには、敷地形状にとらわれず、その土地が持つ可能性を建築家と一緒に読み解くことが重要です。

「建てにくい」と思われがちな土地こそ、創造的な設計と出会うことで、唯一無二の住まいへと変わるかもしれません。

 

プロジェクト進行中…

 

 

  • 住所:東京都世田谷区
  • 敷地面積:196.91㎡
  • 設計・監理: 森田悠紀建築設計事務所
  • 不動産コンサルティング:創造系不動産 川原聡史