CASE STUDY16ひるのひかり|よるのあかり

照明デザイナーと建築家と不動産コンサルがコラボレーションし、中古の区分マンションをリノベーションするプロジェクトです。
多彩なチームが、光環境や空間、資産価値やファイナンシャルプラン等を考えながら、区分マンションを探し、購入することに「建築と不動産のあいだ」があります。
単に空間のデザイン、光環境のデザインがされただけでは得られないような、住まいが作り出されました。

建築と不動産のあいだ

印刷デザインを生業にするご主人と、照明デザイナーの奥様と、そして小さな2人のお子様。クリエイティブなご家族と建築家 青木律典さんと不動産コンサルが一緒に様々なマンションを内覧し、ライフプランや価値観について話し合います。それは従来の不動産価値とは別の軸線にあるコミュニケーションです。

中古のマンション

見つけたのは、築33年のマンションでした。仕切りの無い伸び伸びとした空間と、水平に展開する街のパノラマ。照明デザイナーの奥様は、見晴らしの良い大きな窓からの光と、その一日の日射の変化に可能性を感じていました。

リビング・ダイニングの内観

住まいの真ん中にあるコンクリート既存壁の周りをお子さんがぐるぐると駆けまわります。真ん中の壁の南側には開放的で明るいリビング・ダイニング、北側には水廻りとランドリースペースが配置され、一日を通して変化する昼間の光かりと間接照明による落ち着いた夜の明かりを楽しめるように計画されています。

ランドリースペースの内観

真ん中の壁の北側には水廻りとランドリースペースを配置することで作業の効率化と短い動線を実現し、家事の負担を軽減できるように計画されています。

北側の廊下からランドリースペースを望む内観

南側には開放的で明るいリビング・ダイニング、北側には水廻りとランドリースペースが配置されました。水平に広がるパノラマと既存のコンクリート壁を活用しつつ、機能的な空間と整えられた光環境が魅力的です。
南側と北側で展開される日常の行為が「ハレ」と「ケ」に分かれることで気持ちを切り替え、見たり感じたりする風景に差異を生み出してくれます。

ポテンシャルをみつける

光環境、建築、不動産。それぞれ異なる視点から、不動産がもつポテンシャルや魅力を見つけます。不動産探しの段階から、多彩なチームを組み進めることは、より良い家づくりのための方法です。

住所:神奈川県川崎市
床面積:71.79㎡
構造規模:RC造壁式構造 | 4階建ての4階部分
設計・監理:デザインライフ設計室 青木律典
照明デザイン:トミタ・ライティングデザイン・オフィス 亀本桃子
不動産仲介:創造系不動産 須永則明
施工:ミキホーム
写真:石田 篤
掲載:「住宅新報」2016年11月29日

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