CASE STUDY86柏の家

柏駅から徒歩圏内を条件として、リノベーションを前提とした中古戸建を、クライアントご夫婦と建築家、創造系で一緒に探し始めました。

柏市は千葉県の中でも主要な都市のひとつで、駅前は商業施設やオフィスなどでにぎわいを見せています。一方で、駅から20分程度歩くと、昔からある豊かな自然の中に、低層の閑静な住宅街が広がっており、起伏の多い地形が特徴的な地域です。

クライアントの要望する戸建のイメージは、和とも洋ともいえる独特な特徴を持つこだわりある建物でした。

たどり着いた物件は、4mの私道の一番奥に、ひっそりとたたずむ白い外観の戸建住宅でした。
公道である表の通りからは建物の一部が垣間見えます。築40年を超えているにも関わらず、洋の要素も含んだ一風変わった建物です。

玄関ドアを開けると、1.5階、2階へとつながる吹抜けの階段と、期待感を演出するような屈折した廊下が迎えてくれます。

建築家の堀さんは、外部からのドン付きのアプローチに対して、奥へ上へと広がるエントランスホールをより伸びやかな空間へデザインすることで、1階のLDK、中2階の洋室、2階の居室へ接続する期待感のある家になると評価されていました。

奥へ進むとリビングやキッチンがあり、特徴的な開口部や建具が目を惹きます。カウンターキッチンがL型に配置されており、Rが付いた間仕切り壁を隔てた手前側と、和室に続く奥側の両方に開いています。
洋の中にも和の要素が点在した不思議な空間をもつ住宅です。

一方で、住宅ローンを組む上で、増築未登記部分、地目変更の更正登記が必要でした。
過去の増築に関して、一部未登記部分があったため引渡し前までに測量し、更正登記を売主側に実施していもらうよう契約条件に盛り込みました。また、地目が雑種地であったこともあり、宅地への更正登記をする条件にて契約することで、銀行からの借入が可能となりました。

2階にあがると、眺望が良い広いバルコニーがあります。私道の奥まった位置にあったので、アプローチからは予想できかった風景が広がります。元々、山や台地であった周辺環境でしたが、人口の増加、住宅の普及に伴って開発を行っていたそうです。

周辺との関係性や洋と和の不思議な組み合わせによる既存の住宅が、建築家のリノベーションによってどのように変化を遂げるか、今後が楽しみです。

プロジェクト進行中…

住所:千葉県柏市
構造規模:木造枠組壁工法 地上2階建て
設計・監理:ディンプル建築設計事務所 堀泰彰
不動産コンサルティング:創造系不動産 山中敦之

CASE STUDY 87Y邸 CASE STUDY 85住宅Cube-77

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