若原アトリエの若原一貴さんによる、土地面積54㎡、延床75㎡の小さな住宅です。
クライアントのご主人は、鉄鋼メーカーにお勤めで、自社の建材を使った実験的な住宅にしたいというご希望でした。
目に見える土地の広さだけに縛られるのではなく、建築で狭小地の弱点を解決できそうな可能性のある土地を、建築家の若原さんと一緒に探していきました。
若原アトリエの若原一貴さんによる、土地面積54㎡、延床75㎡の小さな住宅です。
クライアントのご主人は、鉄鋼メーカーにお勤めで、自社の建材を使った実験的な住宅にしたいというご希望でした。
目に見える土地の広さだけに縛られるのではなく、建築で狭小地の弱点を解決できそうな可能性のある土地を、建築家の若原さんと一緒に探していきました。
最終的には、元々お住まいになっていたエリアのすぐ近くの土地に決まりました。今住んでいる住環境と変わらない生活ができるというのが決め手でした。
購入前の調査で、3階建てが建てられる家ということが分かり、狭小地ですが、若原さんの設計や自社の建材を使えば、明るさや広さを感じられる住宅が出来るという、可能性を感じられる土地でした。
若原さんは「小さな家を建てる。」という本を出しており、延床は大きくなくとも、広がりのある空間を設計するのに長けている建築家です。
以下、建築家の若原一貴さんのテキストです。
「瑞江の小住宅」は木造三階建、間口3.2m 奥行き9.7m 建築面積9.8坪の小さな住まいです。広さを有効的に使うため「玄関」をコンクリート土間として「居間」と兼用にしたり、食堂を居間から60センチ下げた空間構成とするなど小住宅ならではのプランの工夫をしています。また階段室の手前に「光ダクト」を設置しトップライトの明かりを三層下まで届けています。これによって陰鬱になりがちなプランがかなり気持ちの良いものとなりました。さらに「光ダクト」を空気循環のための縦シャフトとしても兼用し、全部屋の空気がぐるぐると循環するようにしました。空調計画も輻射冷暖房パネル「クール暖」3箇所と三階の補助エアコンのみでこの夏も快適に過ごせています。こうした設計思想のベースは丸谷博男先生の「そらどまの家」の概念をベースとしています。厳しい条件の中でも心地よい空間と快適な温熱環境が両立した都市型の小住宅になったと思います。
81横浜の家
80高基礎の家
79Desty中目黒店
78仙川の家
77秋谷の住宅
76通り土間のある家
75世田谷の浮居
74阿佐ヶ谷ライト・エコハウス
73和食 板垣・辻・場
72白鷺の家
71SU-HOUSE 53 cat walk
70狭山の家
69蒲田の集合住宅
68瑞江の小住宅
67Desty 銀座2号店
66小平の家
65小平の住宅
64根津の住宅
63床と光の家
62鶴川の連窓住宅
61slash
60八王子の住宅
59板橋区の住宅
58多摩丘陵のマンション
57OREC green lab 福岡
56MOTOMACHI TWIN
55OREC green lab 弘前
54水戸の精米所転用
53品川の家
52方南町の家
51釜浅商店
50つくばの家
49笹沼邸
48木質組立通し柱連結構造の家
47At terrace
46BIOTOPE OFFICE
45ミニマムな住居
44空地を携える土地
43葛西橋通りの住居改修
42運河沿いの住居と店舗
41高台の住居
40市川スキップハウス
39相模原の家
38堀口珈琲 横浜ロースタリー
37FROMM-南行徳のシェアハウス-
36東寺尾東台の家
35西の宮・HOUSE・D
34小平の改修住居
33国分寺の小さな住居
32Dolls - 着せ替え人形のように生成変化するオフィスビル
31西早稲田の新オフィス
30四街道の家
29三ノ輪の家
28街の家
27広尾の家リノベーション
26白日居
25西八王子の家
243つの擁壁・2つの高さ・1つの家
23東貝塚の納屋
22Rikyu Renewal Plan
21西日暮里のシェアハウス
20限りなく「公」に近い「私」
19コエドビール新工場
18明るく閉じた旗竿地の家
17三鷹のマンション
16ひるのひかり|よるのあかり
15イマケンビル
14OREC green lab 長野
13カナエル
12武蔵境の家
11芝公園マンション・リノベ
10Ware-House
09三角屋根の家
08エイトビル オフィス
07骨董通り原状回復
06SI reform 1
05つくばの家
04葉山の土地 -SEASCAPE HOUSE-
03豊島の土地と賃貸併用住宅
02西つつじヶ丘の土地
01三軒茶屋の土地