200㎡の土地に、59㎡の住宅。
KiNaKo 木上奈都子さんと、西岡建築計画工房 西岡さんの共同設計による、つくば市に完成した二人住まいの小さな住宅の計画です。
クライアントは、賃貸を借りて住む、ご実家に住み続ける、又は十数年後に家を建てる、という選択肢ではなく、20代で必要最低限の小さな家を所有することを選びました。
流動的で不確実な時代において、早い段階から現物資産と金融資産のバランスを考え、プランを描き、実行することは、大切なことです。
200㎡の土地に、59㎡の住宅。
KiNaKo 木上奈都子さんと、西岡建築計画工房 西岡さんの共同設計による、つくば市に完成した二人住まいの小さな住宅の計画です。
クライアントは、賃貸を借りて住む、ご実家に住み続ける、又は十数年後に家を建てる、という選択肢ではなく、20代で必要最低限の小さな家を所有することを選びました。
流動的で不確実な時代において、早い段階から現物資産と金融資産のバランスを考え、プランを描き、実行することは、大切なことです。
見つけた土地はつくばの閑静な住宅街の一区画でした。クライアントと建築家の木上さんは、土地探しをしながら、住宅の規模等の与条件を整理していきました。
玄関に小上がりはなく、玄関と廊下との境界線はありません。階段から2階への視線も抜けます。動線も視線もデザインされています。
クライアントが医療従事者ということもあり、老後は1階だけでも生活ができるように考慮されています。
天井最高高さは、3.5m程度。実際の床面積よりも広く感じるような居間です。
無垢の床材や木製玄関扉、階段や水回りの床にはリノリウム等、木上さんと西岡さんはコストコントロールをしながら、質の良いマテリアルを提案していきました。
緩やかな傾斜地に造成された住宅地です。2階の寝室からは、空や樹木、周辺住宅の屋根が見えます。
視線の抜けが設計されていました。
クライアントが手を伸ばせば届くような、ミニマルな暮らしがデザインされながら、
将来の生活に合わせて、カスタマイズできるような余剰もつくられています。
密度の高いコミュニケーションの積み重ねが、最適な選択肢を導き、豊かな暮らしへとつなぐのだと、改めて気づかされます。
住所:茨城県つくば市
敷地面積:201.09㎡
床面積:59.62㎡
構造規模:木造軸組工法 地上2階建て
設計・監理:KiNaKo 木上奈都子 西岡計画工房 西岡諒
構造設計:yAt構造設計事務所合同会社
施工:カナエル家 株式会社竹屋
不動産コンサルティング:創造系不動産 須永則明
写真:堀口拓也
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