CASE STUDY38堀口珈琲 横浜ロースタリー

バリューチェーン分析からみる経営戦略

日本におけるコーヒー産業のバリューチェーン(価値連鎖)を図示すると以下のようになりますが、堀口珈琲が新工場を通じて強化しようとしたのは、①原料(生豆)の管理、②焙煎・選別・ブレンドの各工程、③食品工場としての清潔さ、という点です。更に、外部からの来訪者にもこうした取り組みを見せることができる施設にするというのが、堀口珈琲の今後を見据えた経営戦略でした。

つまり、堀口珈琲の顧客は、一般の消費者だけではなく、こだわりのある喫茶店や、コーヒー豆を販売する百貨店などの流通大手です。彼らに向けて、堀口珈琲の技術力や管理レベルの高さを伝える施設が求められました。

プロジェクトチームでイメージを共有する

プロジェクトを始めるにあたり、まずはクライアント、建築家、ゼネコン、不動産コンサルのイメージを共有するところから始めました。
焙煎とカフェが一緒になっている店舗や、倉庫をリノベした商業施設など、何度も繰り返し、様々な事例を見学しました。それぞれが思い描いているヴィジョンを棚おろしし、対話を重ねることで、目指すべき建築を共有していきました。

堀口珈琲を象徴するロースタリー

プロジェクトチームを率いる建築家の高塚章夫さんを中心に、作業がスムーズに行える動線計画、見学者に伝わりやすい配置計画、従業員が気持ちよく働ける空間といった、条件をひとつひとつ整合させていきました。
出来上がった建物は、明るく柔らかさのある設えに仕上がり、堀口珈琲を象徴する空間となりました。

住所:神奈川県横浜市新山下
床面積:499.80㎡
構造規模:鉄骨造 地上2階建て

基本設計・デザイン監修:高塚章夫建築設計事務所 高塚章夫
照明計画:岡安泉照明設計事務所 岡安泉
実施設計・施工:三和建設㈱東京支店 森本行則 小泉幹夫
ブランディングデザイン:エイトブランディングデザイン 西澤明洋 清瀧いずみ
不動産コンサルティング:創造系不動産 高橋寿太郎 藤谷幹 小林泰隆

Casa BRTUS:https://casabrutus.com/food/110262
Japan-architect:http://world-architects.blogspot.com/2019/07/akio-takatsuka-horiguchicoffee.html

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