CASE STUDY40市川スキップハウス

縦の抜け・横の抜け

建築家、大場晃平さん設計による新築住宅の計画です。敷地は千葉県の市川市のごく普通の住宅密集地内に位置しています。

土地を探すときに「抜け」という言葉を使う事があります。これは視線や風などが遮るものがなく通る状態や空間の広さなどを指して使われており、土地を選ぶ際の一つの指標として用いられる事が多いです。しかし、住宅密集地では接道している面以外はお隣の建物が近接して建っている事が多くこの「抜け」を獲得することは簡単ではありません。

今回建築家と土地を見て回り、最終的に選んだ土地は保育園の園庭に面する少し細長い土地です。

その土地形状を合わせた直方体のボリュームの中に、スキップフロアの住宅が完成しました。

道路に対し、平行して薄い直方体のボリュームを配置することで、建物の多くの部分が道路側と園庭側に開口を持つことが出来、光や風が室内を横方向に抜けていきます。またスキップフロアである事で縦方向にも視線が抜け、家族のつながりを感じる事が出来るプランとなっています。

その土地のポテンシャルを生かすためには、そこにあった建物の設計が非常に重要になります。

シンプルでありながらここに対しての最適な形を建築家と考えることで「縦の抜け・横の抜け」が実現されています。

住所:千葉県市川市
構造規模:木造3階建て
設計監理:大場晃平建築設計事務所
構造設計:平岩構造計画
施工:有限会社太陽工務店
撮影:坂下智広
不動産コンサルタント:創造系不動産  佐竹雄太

  CASE STUDY 39相模原の家

CASE STUDY