CASE STUDY34小平の改修住居

デザインライフ設計室 青木律典さん設計の若いご夫婦のための区分マンションのリノベーションです。
区分マンションでは、リノベーションができる範囲に制約があります。
共用部と専有部が定められ、マンションによっては施工方法や仕上げの仕様まで、指定される場合もあります。
リノベーションをする前提で、区分マンションを探すのであれば、「お部屋を内覧する」よりは、「共用部をみる」といった方が正しいかもしれません。

新しい住まいから職場まで、1時間程度で通勤できるエリアで、生活に充分な床面積をとれることが条件でした。
物件探しの段階から、建築家 青木律典さんにも同行して頂き、様々なエリアのマンションを見ていきます。
そんな中、小平市で見つけました。
住宅街の所々に緑が残る場所。東西二面に窓があり、心地良い風が抜けます。
管理状態も良く、面積も周辺環境もクライアントの要望に合った部屋でした。

デザインライフ設計室の青木律典さんのテキストです。
「ご夫婦のために築23年のマンションの一室をリノベーションしました。
この住居は東と西の2方向に窓が並び、窓の外には幼稚園の園庭の木々や生産緑地の緑が広がるとても恵まれた環境に位置しています。
朝は東の空から差し込む日差しで自然と目を覚まし、日中は爽やかな風が通り抜け、一日の終わりには沈んでいく夕日を眺める、そんな気持ちの良い環境を活かすような間取りとしました。

この住居の中には気持ちの良い周辺環境に対応しながら、自分で居心地の良い場所を選べるようにいくつかの設えを施しています。
玄関とつながる広い土間、畳敷きの小上り、机にもなる長いカウンター、様々な床の高さによる段差など。

また、色々な要素があることで雑然とした雰囲気にならないように水平のラインを意識してデザインしました。この水平のラインによりスッキリとした印象の住まいが完成しました。」

区分マンションのリノベーションの場合、建築家は、変えられる専有部と変えられない共用部や周辺環境の関係とクライアントの暮らしを照らし合わせながら、デザインします。
躯体、窓、PS等の共用部や管理規約、使用細則でさえも、住まいを取り巻く住環境の一部ということに気付かされます。

住所:東京都小平市
床面積:61.41㎡
築年数:1995年(新築時)
構造規模:RCラーメン構造 | 3階建ての2階
設計・監理:デザインライフ設計室 青木律典
施工:ミキホーム
写真:石田 篤
不動産コンサルティング:創造系不動産 須永則明

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