CASE STUDY11芝公園マンション・リノベ

集合住宅のリノベーションに適した平面プランとはどのようなものか。
もしかしたら集合住宅のリノベーションは、土地を選ぶ場合より建築的な制約が強いのかもしれません。クライアントと建築家と不動産コンサルが、今回は中古の区分マンションを探し、購入し、リノベーションするプロジェクトです。

建築家の根來宏典さんと創造系不動産は、1件ずつ、候補の〈物件〉を一緒に見てまわりました。それぞれ空間でクライアントはどう感じるのか、どんな意見を持つのか。それをゆっくり話す時間です。これはクライアントのビジョン・ファイナンスと建築家のクリエイティビティの、チューニング作業とも言えるでしょう。

クライアントと建築家は、周囲に窓がたくさんあるマンションを一緒に選びました。それは、小さな機能に分かれた部屋を、たくさん作りたかったからです。 そしてキッチンは窓寄りの中央に置かれました。

しかし限られたスペースを「分割する」考え方はどうしても1つ1つの部屋の広さが限られます。できるだけ部屋や収納は引き戸にして、オープンに一体で使えるようにしました。

区分マンションは、結局開口部以外はすべて作り変えることができます。しかしその自由度や価値が分かるのは、スケルトン(躯体構造のみ)に戻したときです。クライアントの家づくりは物件探しから始まりますが、スケルトンをイメージすることは、完成形をイメージするのと同じくらい、ハードルが高いのかもしれません。

住所 : 東京都港区
床面積 : 67.82㎡
構造規模 : 鉄骨鉄筋コンクリート造14階建ての7階部分
設計・監理 : 根來宏典建築研究所 根來宏典
不動産仲介 : 創造系不動産 高橋寿太郎
施 工 : 栄伸建設 松田敬治
写 真 : 上田宏

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