ケーススタディ

CASE STUDY 05つくばの家

30代の企業にお勤めのご主人と、伝統工芸を扱う奥さん、そして土地を探していた時はまだ産まれていませんでしたが、住宅が竣工する直前に誕生する子供のための家作りです。
クライアントの希望は、「田園風景のある生活」「木の暖かみのある空間」「家庭菜園を持ちたい」というものでした。建築と不動産の横断的な検討を要します。
住む街に決まったつくば市は、区画整理によるニュータウンと古い集落が混在する街です。また駅周辺の都市的な要素と、田園風景が共にある街とも言えます。
「部屋をあまり細かく区切らず、連続して、らせん状に上昇して行くような住宅を考えました。天井は張らず、屋根の裏の木が見えるようにしました。外から眺めるより、大きな空間に感じると思います。住宅の素材とディテールを意識しました。」(林謙太郎
「居場所がたくさんあって心地良いです。階段に座っちゃう感じで、家族のコミュニケーションもとりやすいです。あと、階段を昇ったり降りたりしている感覚が無いですよ。空気がゆっくり流れて、圧迫感がないです。」(ご主人)
「土地区画整理事業の土地だったので最初は小さな公園がポツンとある大きな空き地でしたが、田園風景と家庭菜園の条件がクリアできたのでここに決めました。ローンのことも考えました。建売りかマンションかと考えた時期もありましたがトータルに考えるとじっくり時間をかけてよかったです。」(ご主人)
60坪という広さは、この辺りでは、大きいわけでもありませんが、地価は都内の十分の一程度です。職場から1時間程度で、バランスの良い家作りができました。

「家庭菜園を持ちたい」。ささやかに聞こえるニーズも、良く聞いてみると、奥さんが地方出身であることや、そのご両親のお仕事が農業関係であることから、彼らにとっては必要な「住宅の機能」です。余った部分に作るのはもったいない。必要な機能を合計して、この地域の建蔽率から割り戻すと、必要な土地の大きさは60坪(200m2)程度となりました。

住所: 茨城県つくば市
敷地面積: 229.46m2
建築面積: 69.39m2
延床面積: 120.13m2
設計担当: ランビアーシ&林アーキテクツ株式会社
林 謙太郎、ジェームス・ランビアーシ
土地担当: 創造系不動産株式会社
高橋 寿太郎
写真: 黒住 直臣

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